本園では、モンテッソーリ教育法を導入し、満3歳児、3歳児、4歳児、5歳児の異年齢児混合(縦割り)クラス編成の中で、
教師が一人ひとりの個性や発達段階に応じた適切な指導ができるよう環境を整えています。
一日の流れの中には、縦割りを基本として、横割り(同年齢児)の活動が含まれています。
モンテッソーリ教育法による整えられた環境の中で、自ら作業を選択し、自分のペースで取り組みながら、最後まで責任をもってやりとおすことによって満足感と自立を育みます。
また、朝の集まりでの出席とり、食事の支度・片付け、降園時の放送など、子どもができることはすべて当番活動を通して主体的に園生活に参加します。
わたしたちの社会は縦割りです。3歳から6歳は、人格形成の時期にあって社会的要素がつくられる大切な時期でもあります。この時期に異年齢の縦割りクラスの中で共に過ごすことは非常に重要です。このような環境の中で子どもたちは、お互いから学び合います。年下の子どもは、年上の子どもの活動を見て学び、憧れを抱き、年上の子どもは、年下の子どもに世話をし、教えることによって自信をもち、いたわりを学びます。子どもたちは、これらを通して社会性と協調性を自ら学び、小さな社会を築き上げていくからです。
また、個々の発達段階は異なりますので、単に「できる」「できない」を比べることなく、一人ひとりの発育に応じた教育が可能であり、子どもがもつ敏感期を大切にします。
また、新入園児(満3歳・3歳児)には、年長児がひとり、お世話係としてつき、年長児自身がお世話の程度を判断し、
必要な助けを与えて年少児を自立できるよう援助します。年少児は、年長児を信頼し、安心して園生活を送ることができます。
絵画・体育・リズム、園外保育や宿泊体験などのカリキュラムは、年齢に従って経験すべきことがらの難易度が異なるため、同年齢である横割り保育での活動となります。また、各学年に沿ったレベルで、専門の講師から発達段階に適した指導を受けます。